軽井沢に別荘を持つことになった体験記の
③になります。
(①~⑥まであります)
別荘や、二拠点生活、移住について
お考えの方がいらっしゃいましたら
ご参照ください。
中古物件を
お買いになった方なら分かると思うけれど、
「買付申込書」を入れるというのは、
単に土俵に上がり、
「これから交渉を始めますよー。」
というに過ぎない。
売買日時、譲渡の条件、
現況のチェック、
修繕の負担、
残置物の撤去費用、などなど
価格だけじゃなく
沢山の交渉ポイントがあり、
これが合わないと交渉が決裂する。
先輩のアドバイスもあり、
不動産売買のセオリーでもあるので
売出し値より
8~9%低い価格で買い付けを入れた・・・
がっ即日返されたっ!
売主さんの条件として
①価格は3%程度を下げたワンプライス。
それ以上の金額交渉には応じない。
②所有している法人の都合で売却時期は来年1月。
この二つがそろわなければ売却しないとのこと。
「えっえー⁈」です。
1月の軽井沢といったらもう氷点下。
壊れていても
地下に潜った配管補修は凍っていてできないし、
雪で交通や運搬も不便。
秋から準備できるならまだしも、
冬から居住準備をするのは不可能。
ということは雪解けの3月末まで
放置することになる。
セーフハウスとして
冬場に使うことも叶わない。
それでも欲しいのか???私???
また決心を試されてるなぁ。
まぁ・・・
ここは私にとって約束の地なわけです。
(前々回のブログ「約束の地、軽井沢」参照)
いくらお洒落な軽井沢でも、
私の手が届く範囲で
プライベートヴィラみたいな物件は、
そうそう出てこないわけです。
一回欲しいと思ってしまったので
今後探すときに
この建物が基準になってしまい、
範囲がすごく狭くなってしまうわけです。
あぁー、もう!!!
その条件受け入れますよ!!!
でも私も
秋から準備をしたい
という思いを叶えたい。
これはどーしても譲れない。
セーフハウスとしての意味がなくなり、
その分、
自分の中で許容できる
価額に見合わなくなる。
そこで瞬間に、頭に浮かんだのは
「9月から1月の売買日まで家賃を払うので、
賃貸させてください!」だった
家賃なんて、
9月に売買が締結できるなら
払わなくていい費用である。
でも1月じゃなきゃ売らない
という売主さんに配慮しながら
自分の願いをかなえるアイデア。
売主さんは受け取った家賃で
残置物撤去もクリーニング費用も
賄えてしまうプラン。
両者にとってお得。
これが通らないなら私も買わない!
自分の望みは大事にする!
自分の意思を確認し、
自分を大事にし、
本当に譲れない部分は
妥協しないことが大事。
でないとあとから後悔したり、
文句が出たりする。
誰かのことを思うのは大事だけど
人の気持ち優先し、
自分をおろそかにすると
結果を相手のせいにしたくなり、
かえって相手も迷惑。
このアイデアの先は
不動産屋さんの交渉の腕次第。
もうどんな結果になっても、
先輩にお任せする!!!
とはいえ、
交渉の時に感じていた
一番の思いは感謝だった。
私を購入に向かわせてくれた
シンクロニシティと
ワンプライスといってくれて、
無駄な値段交渉で消耗することを
避けてくれた売主さんと
私の思いに付き合ってくれる
先輩とその奥様と
無謀な買い物をしようとする私に、
一度も反対することなく、
面白がってエールを送ってくれる家族と
実家が建設業で自らの仕事が税理士という、
建築物を見る機会が多かった経験と
この場に立たせてくれている全てに感謝していた。
願いの結果がどうなろうと
自分の望みが何なのか確認できたから、
必ず次につながる。
ここまで決心したら、あとは神様の領域。。。
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