以前のブログで
勢いで?右脳で?直感で?決断したとお話した別荘ですが、
それなりに左脳を使って調べ、検討した部分もありました。

今回は、どういった検討したのか?
という点から
別荘購入について書いてみたいと思います。

考えたのは以下の事項です。
1.別荘を買うメリット・デメリット
2.
インフラ
3.
出口戦略

1.別荘を買うメリット・デメリット
まずは東京以外に拠点を持つメリットがあると思いました。
・自然の中に身をおける
・気分転換ができる
・思い立ったらすぐ行ける
・日常とは違う環境で仕事ができる
・セーフハウス(災害が起こり、流通がストップしても、生産地であれば食料調達が容易)
・二拠点生活やワーケーション、Iターンをする人が増えると、その人向けのビジネスが生まれる
・おためし移住ができる

また別荘を購入することにより、
行動や将来の選択肢が広がる気がしました。
各地に旅行するのもいいですが、
交通手段や食事の予約など、
意外と事前に準備すべきことが多いです。
別荘なら気分で延泊できますし、
チェックアウトの時間もありません。
食事も家で作れます。
またセミナーや、女子会などのイベント
に活用したら楽しいだろうなぁと思いました。

デメリットは
・手持ち資金が減る
・管理する場所が増える=コストが増える
・日本に資産が固定されるリスク
でした。
しかしながらコロナ下での海外不動産投資は今は時期でないと思いました。海外不動産はキャピタルゲイン狙い商品、節税商品を含めたくさん見てきましたが、その場所に精通していないので、結局はしっかりした善意のエージェントと繋がれるかどうかにつきます。なのでここ数年は見送っており、今回もそれを踏襲しました。

手持ち資金については、まだ働いていますし、売却して回収することもできるので、気にしないことにしました。

こういった観点から
自分が良く知る土地で、
自然があって、
住んでいる場所からアクセスがいい
土地が良いなぁと思いました。

2.インフラ
都会と異なる点を中心にチェックしました
ネットインフラ
4Gが飛んでいて、光回線が契約できる場所であること。
TVよりネットで情報収集することが多いので、
不通だと、数日で浦島太郎になっちゃいます。

②道路
田舎はどこに行くのも車。
そして軽井沢はスキー場があるほど雪が降る地域。
県道や国道は公共機関が、
管理会社が分譲している別荘地内なら、
会社が除雪してくれますが、
普通の別荘地は接道が私道なので
自分で除雪しなければなりません。

なので
私道であっても近隣に定住者がいて、車の往来がある。
国道・県道・町道からさほど離れていない。
ガソリンや灯油など燃料を買う施設が近い
ところを見つけようと思いました。

また近隣住宅の有無を考えました。

その時使ったのはイメージングです。
真っ暗な中、自分の家だけがポツンとあって、
右も左も闇しかない。
シーンと静まり変えて
ガサガサっと物音がしたら獣か、望まない訪問者
というのを想像したら、、、

ちょっと怖く、寂しくなってきました。

出来れば、近隣に定住の方がいらしたり、
軽く食事をできる場所があればありがたいなぁ、と。

③上水道
都会では、公共の水道が通っており、
蛇口をひねれば水が出でくるという
ありがたい状態ですが、
山奥では公共の上水道がない地域もあります。
この場合、お金をかけて敷設するか、
井戸水や湧き水を利用することになります。
そしてこういう地域はやはりポツンと一軒家。。。

また別荘地では管理会社が
水道を供給している場合があります。
敷設コストは管理費に含まれ、
水道料金は管理会社に支払います。

一般的なのは町営水道。

東京ですと都が管理していますが、
軽井沢は町営でした。
管理会社がつぶれることはレアケースでしょうが、
町営の上水道が通っているエリアを希望しました。

④下水道
軽井沢でも繁華街や駅の近くなど、
下水道が引かれている場所もありますが、
殆どの別荘は生活排水もトイレも個別浄化槽です。
これには一瞬!!!でした。
子供の頃、家の周りはまだ浄化槽で、、。
バキュームカーが雑排水を集めに
街を走っていた記憶がよみがえり、
「マジかーーーー!」
「うちにもあの車が来るのかー!」でした。

この辺を不動産業の先輩に根掘り葉掘り伺ったところ、
今の浄化槽は専門業者に依頼し、
バクテリアなどの微生物で分解させ、
匂いもなく、
普通の下水処理場並みに綺麗にしてから
水分を土地に浸水させるので、
あの車の出番はほとんどないとのこと。
微生物で分解するなんて、
むしろ環境にやさしい方法
だなぁと納得しました。
そういえばかつて公園に置かれていた、
ジャイアン(©ドラえもん)が登ってた土管は、
下水道管として地中に埋められるのを
待っていたんだよなぁと、
遠い過去を思い出したりしました。

⑤ガス
ガス管は埋設されていなくて、
給湯はプロパンガスか、灯油
地方では普通ですが、
便利に慣れすぎた東京者としては
「おっ!お久しぶり!」という感じでした。

聞くところによると冬場は水をお湯にするまで、
すんごい熱量がかかるらしい。

別荘の修繕に来ていただいたお兄ちゃんによると、
むしろ近くの温泉に出かけた方が

安上がりで!
広いお風呂に入れて!
湯量もたっぷりで!
シャンプーも完備され!
お風呂掃除の手間もない!
とか。

おぉ!それは素晴らしい情報!!!

永住ならまだしも、
別荘で毎日お風呂掃除することを考えると、、、。
夏でもそのコストは払っても良いなぁと思いました。

⑥電気
別荘地なら電柱がない場所はありません。
「敷地から電線なんて都会と同じじゃん!!!」
とガックリですが、
別荘地域は建蔽率も容積率も20%のところが多く、
建物の配置に配慮すれば視界に入ることはありません。
提供業者は中部電力になります。

しかーし戸惑ったのは、
意外と停電が多いことです。
夏の雷、台風や雪による倒木と、
部分的・短時間ではありますが、
停電はよくあるようで、、、。

夏は何とかしのげますが、
地元の方も
「えげつなく寒い」と表現する冬。

電気がないと、
FF式石油ストーブは使えなくなってしまいます。
薪の暖炉は直ぐには鎮火しないため、
外出する予定を見越して使う必要があります。

さらに悩ましいのは、水道と電気の関係です。

軽井沢は12月には氷点下になります。
人が住んでいれば、
家の中が氷点下になることはありませんが、
別荘として利用する場合、
数日不在だと → 家の中も氷点下 → 家の中の水道管が凍る →水道管破裂 → 大工事 → とてつもない出費
になってしまいます。

それなら、次に来るときまで、
弱く暖房をかけておけばいいんじゃないの?
と思ったのですが、
停電になった場合、
復旧しても自動的に暖房が入らず、
そのまま氷点下に、、、
ということもあるらしく、
冬場に長期間利用しない場合は、
もうこれ以降は暖かくなるまで来ないと決めて、
家中の配管の水抜きをする必要があるようです。

9月中旬に契約して使い始めたばかり、、、
まだまだ整わない室内。。。

「いつ撤収するか?」が今の悩みポイントです。

3.出口戦略
出口とは私が所有者でなくなるとき、
すなわち
不動産を単純に売却するか、
買い替えするときです。

もしかしたら体調が悪くなるかも知れませんし、
他の物件が欲しくなり、
手放すこともあります。
それを見越して考えるのは?
「売れる物件か?」です。

軽井沢で売れる物件は
・傾斜地より平坦地
・駅から車で10分圏内
・遠くない場所にコンビニなど商業施設がある
・国道や県道へのアクセスがいい
・建物のクオリティがいい(年月を経ても価値がある)
・周辺が整備されている
・周りの物件がメンテナンスされている
(別荘地は来なくなり廃墟と化している物件もあり環境を損なう)

東京でも同じですが、
不動産で重要なのは立地です。
内装はいくらでも変更できますが、
立地と環境だけは変えられません。

売るにしても、買替えするにしても、
誰かに買ってもらわないとなりませんから、
これを全部満たす物件を探しました。

また軽井沢は全寮制のインターナショナルスクール「ISAK」が2014年、楽天創業者メンバーの本城慎之介さんが設立した幼少中一貫校「軽井沢風越学園」が2020年4月に開校し、新しい形の教育を求める親が集まってきています。

こういう背景から
保養目的以外の、
買い手の幅が広がっており、
出口の問題はないと考えました。

以上、検討したり点を思いつく限り上げてみました。
別荘購入のご参考になれば幸いです。

 

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