別荘の続編になります。

賃貸借契約が成立して5日後の週末、
早くも1回目のお泊まりを決行しました。

で、今回のお題は
「別荘に初めて行く日、何を持っていくか?」ですよ。

生活に必要なものが何にもない。
ガランとした空間。
新婚のときみたいです(//∇//)。

家族に聞いてみたら、
子供たちは
部活や友達付き合いなどがあり、
旦那も土日は趣味に打ち込んでいて、
「俺たちのことは考えなくていいよー。」
とのたまう。

家族でのんびりした時間をと思っていたら、
「あれ?もしかして私1人の場所?」
という感じになってきた。

何ですとー!!!

と思いましたが、
それも流れ。

物事が予想と違う方に動くとき、
明らかに「何か変!これ違う!」
とザワザワしなければ、
抵抗しないことにしてる(笑)

以前はきっちり段取りして
計画通り、もれなく、抜けなく、完璧に仕上げ、
滞りなく進むことが良いことだと思っていた。

「本来ならば」「予定通りなら」「段取りでは」と。

でもこの考え方でいると、
予定通りいかないと
落胆したり嘆いたりすることになる。
計画に執着すると、周囲と軋轢を生むこともある。

そして完璧に実行されたとしても
受け取る結果は、
最大でも
「想定通り」
「自分の予想の範囲内」だ。

他方、
完璧を手放すことが出来たなら、
神様が偶然くださるものを受け取る余地がうまれる。

そこには自分が想像するより大きな
「想定外の成果」
「想定外の喜び」
受け取る可能性が広がっているのだ。

もーこうなったら、
自分の趣味に合うものだけ
置く空間にしてやるー!です。

最初に探したのは珈琲を入れるケトル。
別荘には外国製のキッチンが入っていた。

それにふさわしいのは、
喫茶店のマスターが
「の」の字をかいて
珈琲を淹れるような、
黒くて口の細いやつだ。

あちこち探して、
注ぎ口が絶妙なカーブを描く
コーヒードリップポットを見つけた。

似合いすぎて、うっとりする(笑)

それから掃除用具。
掃除機、クイックルワイパー、床磨き剤、雑巾。

生活用品として
ティッシュ、トイレットペーパー、ペーパータオル、布巾、ラップ、食器用洗剤、スポンジ、フライパン、お鍋、家にあるお客様用布団2組。

着いて、一通りお掃除した後、
↑(さっくり言ってるけど2時間くらいかかった(汗))

近くのデリで、
お惣菜とワインと大きなワイングラスを買ってきた。

大きくて薄いボルドーグラス。
良いグラスで飲むと、
ワインは1.5倍美味しい。

食事を終え、
ダウンロードした動画でも見ながら
就寝しようと布団に入ったら、

不安のようなものが上がってきた。
初めてのお泊まりで、
まだ土地と建物が
自分に馴染んでいないからだなぁと感じた。
違和感をぬぐうため、
「こんにちは」「これからよろしくね」と敷地全体と建物に挨拶した。

こういうことの大事さは
年々感じる。

若いから感性が柔らかくて、
歳取ったから堅い、
というわけではないなぁ、と思う。

土地に受け入れてもらうとか、
自然と調和したい、
お互いを尊重しあいたい
見えないものを大事にしたいという思いは、
歳を重ねてからの方が大きい。

翌朝起きたら、
不安や重さが軽減していて、
少しずつ馴染めそうだとホッとした。

2回目のお泊まりにつづきます。