2022年の予想をする前に、
「予想」というものの捉え方、
「予想」との付き合い方について、
ご説明したいと思います。

自分の軸や判断する力を持っている人は
他者の予想を、
大まかな方向性を確認する資料、
あるいは自分の予想の材料として使います。
したがって、その事象が起こらなくても、
時期が多少ズレても、
大体の方向性があっていれば、
誤差の範囲と考えます。

自分で仮説を立て、
検証し、判断し、予測することがない人は
少しの違いでも、
「外れた」「当たらなかった」
「この人の予想はあてにならない」
と考えてしまいがちです。
これは勿体ないことだと思います。

予想する人は、
なるべく分かりやすいよう、
具体的な事例をあげますが、
受取り手を特定できないことから、
個別の関心事やステイタスに合わせて発信することは出来ません。

なので予想を受取る側が
発信者が掲げる予想に
自分が持っている情報や個別事情を重ね合わせ、
自分に合うものにカスタマイズする必要があります。

それを実行している人は
5%前後ですから、
今までしていなくても問題ありません。

これからすればいいのです。

今後予想を見るときは、
様々な異なる予想に触れ、
大体の方向性を掴み、
ご自身なりの仮説を立て、
実証し、予想をする。ということをしていただけたらと思います。


前置きが長くなりましたが、
2022年はどういう年になるのでしょう?
未来は続きますから、
2022年は2024~2025年の大変化に向けての
伏線のような変化が起きると思われます。
前回のブログに加えて、
以下の分野に分けて予想してみようと思います。

1)経済システムの変化
2)金融システムの変化
3)流通システムの変化
4)英国・米国・ロシア・中国支配の変化
5)その他の変化

1)経済システムの変化
コロナの蔓延により、2020年から私たちの社会は大きく変化しました。
リモートワークが普通になり、人と会う機会が減り、価値観の変容が起きました。直接仕事を教えたり指導ができなくなったため、戸惑った人や、やりにくさを感じた人もいるでしょう。しかしこの働き方で、仕事と育児の両立が叶った方もいますし、時間のゆとりが生まれた人や、仕事の効率化が進んだ方もいます。よって、この動きは進むと考えます。この動きで分断される人もいれば、関係性が良くなる人もいると思われます。

オンラインで繋がる人が増え、グローバルに、ボーダレスになりました。virtual reality(仮想現実)でのビジネスも始まっています。今後時間と空間を超える時代が加速すると思われます。

飲食業や旅行業の方々は大きな打撃を受けました。政府から多くの助成金や緊急融資が行われましたが、その返済は2022年から始まります。金融緩和の追加もあると思われますが、延命に過ぎず、企業倒産が多くなり、失業者が増え、業界ごと消滅することもあるでしょう。悲しいことですが既に自殺者も増えています。原因は様々ですが、2021年は超過死亡も6~10万人増加しており、人口減少が進みます。同じ業界でも残る企業もあります。それは2019年に戻ることより、2025年以降の未来を予想してターゲットを変えた企業です。2025年には高校や大学でリモート授業を受けた子供たちが社会人になっています。彼らはどのような行動様式をとるでしょう?

キャッシュレス化も進みました。これは次の金融とも関係しますが現金を扱う機会はさらに減ります。

価値観で繋がる中小規模の経済圏ができるようになります。その人とはリアルで繋がるでしょう。

2)金融システムの変化
2008年にリーマンショックが起き、2009年にビットコインの運用が始まったころ、現行の金融制度は持続できないと思った人は殆どいなかったでしょう。しかしその後、先進国の中央銀行の資産残高は増加し続け、FRB(米連邦準備理事会)においては2014年にはリーマンショック時の4倍、2021年にはコロナによる緩和で8倍近くまで膨れ上がったのをみて、0.1%ほどの人は、もう続けることも、縮小することも難しいと気づいているでしょう。コロナ下でも土地と株は上がっていますが、その分、相対的に現金の価値が低下しています。海外ではインフレも始まっています。

社会現象を簡単に示す表として、下記の正規分布があります。2:6:2の法則とも似ています。2022年の初頭では貨幣制度の変化をはっきり感じている人は0.1%ですが、2022年末には2.1%、2023年には次の13.6%、2024年には34.1%、2025年にはさらに34.1%と増え、85%に達すると予想しています。少し遅れるシナリオもあり、2026年にようやく85%の人が貨幣システムの変化を認識できる状態になるかもしれません。2025年を待たずにデフォルトする国家もあると思います。同時にドルが基軸通貨を降りることになるかもしれません。

また2021年は、日本の貨幣制度や税制の枠を外れることを選択した人々の、海外転出が急増しました。仮想空間で仮想通貨を稼ぐ、従来の貨幣の外で活躍する人も増加するでしょう。また貨幣残高そのものより、その人が信頼できる人か?という信用残高が重要になるでしょう。
普通の日本人が変化を実感するのは2024年に新札が発行される時になると思います。キャッシュレス化の浸透が早まれば、デジタル通貨になっているかもしれません。新円切替時に一時的な預金封鎖などの混乱も起こる可能性もあります。2022年はそれに向けての準備が進んでいるのを見ると思います。

3)流通システムの変化
2021年は世界各国で流通の混乱が起きました。EUからの離脱で2021年初頭にイギリスへの物資が滞った時期がありました。穀物や半導体などの品薄や高騰も続いています。日本では感じにくいですが、世界では物資の争奪とインフレが始まっています。コロナワクチンの接種拒否や、未接種者の国外退去による物流の遅延も起きています。今後は日本も地政学的問題から物流の変化が起きると思います。

4)英国・米国・ロシア・中国支配の変化
2021年8月に米軍がアフガニスタンから撤収しましたが、今後全世界から退きます。沖縄の辺野古に移ることもないでしょう。2021年9月、英国の空母クィーン・エリザベス号が横須賀に寄港し、今後アジアで展開することになります。中国の経済成長の鈍化や、バブル崩壊と関連し、2022~2025の間に衝突が生じるかもしれません。2021年末にはロシアがウクライナの国境に迫りました。貨幣制度のクラッシュを国民に納得させるための軍事衝突もあるかもしれません。前後して4国の力関係は大きく変わります。もちろん日本も渦中に入ることになるでしょう。

5)その他の変化
内閣府が推進するムーンショット計画に向かっての準備が進む。(内閣府HP参照)
自然災害・疫病・弾圧・ワクチンパスポートと民主主義の争い。
共有・シェア・価値観の近い横のつながりが重要になる・市場やお金が介在しない流通が生まれる。
産業革命以降の貨幣・金融・統治制度が解体される。

予想は以上になりますが、
関心のあるテーマはありましたでしょうか?

ご自身の生活とは関係ない情報と感じたでしょうか?
これらのことが起きた時、
皆さんの生活はどう変わるでしょう?

失業かも知れませんし、
現預金の価値が目減りするかもしれません。
収入が上がる人も下がる人もいるでしょう。
騙される人も増えるでしょう。
外側の事象に振り回される人もいるでしょう。

まだ間に合います。
2024年の大変革時に慌てないように
お一人お一人、自分なりの影響を考え、今年中に準備していただけたらと思います。

どうしたら良いか考えるとき、
以下の8つをヒントにしていただけたらと思います。

・ひとりひとりの精神性が問われる時代になる
・目の前の現象に囚われすぎない
・長い目で物事を俯瞰する
・横のつながり意識する
・ピンチは絶好のチャンス
・ポジティブなタイムラインを選ぶ
・未来は自分で創造する
・常識は捨てる

公のブログではここまでですが、
クローズドなセミナーでは、もう少し具体的にお話しできると思います。
希望者が多ければ開催しようと思いますので、リクエストください。