軽井沢に別荘を持つことになった体験記の
②になります。
(①~⑥まであります)
別荘や、二拠点生活、移住について
お考えの方がいらっしゃいましたら
ご参照ください。

どんな物件が良いのか?は
どんな生活を送りたいのか?
を定めないと決まらない。

一人で使うのか?家族と過ごすのか?
森の中で森林浴したいのか?
レストランの多い街中がいいのか?
東京と同じ利便性を求めるのか?
駅からの距離は?

そこで決めたのは
・すぐに利用したいので既存物件がいい
・築浅ないし新築の物件
・適度に森を感じられ、でもメンテナンスが楽であること
・採光や内装が明るいこと
・土石流や水などの心配がない平坦な土地
・軽井沢駅からは離れた閑静なエリア
・価格を上げても環境が良く、設備が新しい方が良い
・部屋数は少なく、掃除が楽で、ゆっくり過ごせる空間
・国道に近く燃料の買い出しに便が良い場所

こういった条件を明確にすると
自分の目に
それに合う物件が入ってくるようになる。

これは何事においてもそうだ。
「何を望むのか?」をちゃんと考えて、
紙に書いて自分に宣言すると、
頭がそれを見つけるために稼働しだし、
結果が得やすくなる。

宣言したその4日後、
「これは!」という物件を見つけた。
なんと上記条件をすべて満たしてる!

ここのまま流れに乗って
スルスル進みそうな予感もしたのだが、
出会いに喜んだのもつかの間、

その物件に申し込みが入って
売り止めになってしまったと
連絡が入った。

お見合い相手の写真を見て
ウキウキしていたら、
他で縁談が決まったと言われるような心地。
一度惚れた相手にお会いする前に
さようならとは、悲しい。

でも、まぁご縁がなかったのかもしれないし、
もしかしたら、売主と買主の条件が合わなくて
破談になるかもしれないし、

執着せず、他の物件を探そう、、、。
と切り替え、
夏休みに合わせて
他の物件を内覧することにした。

望みをかなえるためには
深追いせず、
きっと次はもっと良いのが来るので大丈夫と、
心の底から執着を手放すのがポイントで、
今回もそうやってゆったり構えることにした。

夏休み初日、
子供たちとのんびり夕食を頂いていると、
「あの物件戻ってきたよ!」と連絡があった。

そしてなんと!明後日に見学できることに!

振られても執着せずに手放すと
帰ってくる恋人みたいじゃん!!!
物件も縁談も似たようなところがある(笑)。

内覧当日は他の物件も見せて頂いた。
誰でも知っている
著名人がお住まいになっている建物で、
雑誌にも載ってる豪華なお宅。

全室床暖房完備で永住にぴったり。
だけどやはり居住しているだけに、
生活感がある。
お庭の管理も大変そうだ。

私の要望に
別荘というより、
「ホテルのプライベートヴィラのような暮らしがしたい。」
という贅沢な条件が加わった

そんな物件を見た後、
お目当ての地にたどり着いた。

物件を目にした途端、
HPに掲載されていた写真通りだ!と思った。
アプローチから見た佇まいから別格。
前面道路は土草ではなく、
砂利が引かれた私道、
側道はアスファルトの公道

近隣には
私の購入希望の物件より
お金がかかっていそうな建物も多く
Ferrariが停まっていた。

また他の家は
芝生を綺麗に管理なさっていて、
お庭でトマトを栽培している様子も見られ
格好いいマウンテンバイクが置かれ、
周囲の緑と赤いバイクのコントラストが
鮮やかでお洒落だった。

不動産を見るときに
周りの環境は大事だ。

環境はお金では買えず、
他に同じ条件の物は二つとないからだ。

地域にもよるが
これが価格の1~2割を占める
といって過言ではない。
リゾート地ではその割合が上がる。

加えて
閑静なのに、
徒歩圏にホテルや商業施設があり、
食に困ることもなく、寂しくもなく
タヌキやイノシシが出て
心細くても避難できる!

なんといっても数分前に加えた
「ホテルのプライベートヴィラのような暮らしがしたい」
にぴったり合っている!
周りにある美しい家々が、
個々のヴィラのように見えた。

物件を見る順番さえ、
神様の予定通りのようだ。

あぁ、しかし!
悩ましいのはお値段。
予定価額の2倍。
何十年もかけて貯めた老後資金の、
多くをつぎ込む価格だ。

では、あきらめるのか?

コロナで海外や日本のリゾートに
行けなくなったのも
大学の先輩が住んでいらしたのも
ワーケーションオフィスの進出も
実父に連れられ家族で何度も訪れた地だったのも
遠い親戚が農業を営んでいるのも
一度振られて、戻ってきたのも、

全て私が決断しやすくするためでは?
という思いが湧いてきた。

ここで一晩考えたら、
足早に逃げられてしまうのは、
私の前に直ぐ
申込者が入ってしまったことからも明らか。

一度駄目だったものが
戻ってきたのは奇跡。

「お金のことは後で考えよう。」と
直ちに買付申込書を書いた。

幸運の神様は前髪しかない
というのは本当で、

迷っているうちに、
欲しいという気持ちが
明確に定まっている人のもとへ
いってしまう。

そう、
手にできないのは、
決心してないからだ。

決心していないのは、
まだ時期じゃないということ。

就職、結婚、不動産購入
私たちの人生は選択の連続。
決心の連続といもいえますね。

もちろん人には時期がある。
でもそのシナリオを変えたり、
早回しすることは自由だ。
人生は全部で決めていい。

もし早く手に入れたいなら、
自分と深く何度も対話し、
決心することだ。

次につづく。