「あれ?問題にあたった?」
と思うとき、いつも思い出す
アインシュタインの名言がある。

Problems cannot be solved by the same level of thinking that created them.

「いかなる問題も、それが発生したのと同じ次元で解決することは出来ない」

そう、今の次元では解決できないのだ!

この名言を聞いたとき、
「そうか!だから解決したように見えて、いつまでも心に残っていたのか!」
と腑に落ちまくった。

 

例えば、
人と対立するとき。

自分が正しいと証明するために、論争しているのかな?

正しさを証明したいのは承認要求の現れで、
正解は一つと定義し、
正しい正しくないで優劣をつける、
教育の負の成果だな。

であるならば、自分たちの問題というより、
先祖代々続く問題で、世界共通の課題だな。

正しさは、時代や場所で境遇で違うもの。
状況によって異なる「正しさ」ではなく、
普遍性のあるものって、なんだろう?
それは「愛」なんだろうな。

そうであるなら、
「正しさ」ではなく「愛」で選びたい。

私は勝ち負け、優劣、上下がないフラットな社会を創造したい。

とまで視点を上げたとき、
心に浮かんでくる解決方法は

もはや、目の前の相手と戦うことではなくなり、
もっとスケールの大きな
高次元の答えが出てくるだろう。

あるいは問題が、無くなっているかもしれない。

 

仕事で説明するなら、
上司に叱責を受けて凹んだ、
という問題があるとする。

これを
上司はこの部署をどうしたいのだろう?
この部署は会社全体にどう影響を与えているのだろう?
会社は日本社会に何をもたらしているのだろう?
日本は世界にどう貢献すればいいのだろう?

と視点を上げていくと

自分が上司に怒られているという事象が全く違って見えてくる。
そして解決する方法も
より高い次元からのものになり、
共感が得やすくなる。

 

恋愛で説明するなら
失恋した時と同じ次元にいて、
成長できていないと
わだかまりの感情がずっと残る。

偶然会っても、居心地が悪い。
ふっと怒りや悲しみの感情が再燃することもある。

だけど時が経ち、
経験を重ね、
違う次元に移行できると
穏やかな気持ちで、愛を送れるようになる。

その時なら、
ご縁が繋がることも、あるのかも知れない。

この次元上昇が
「時間が解決する」
の正体なのかも。

急に売れたアーティストが離婚したという報道は、
アーティストの外部環境が急激に変わり、
自らを変容させた結果、

家族と
意識が乖離し、次元がずれ、
一緒にいられなくなったのかもしれないですね。

 

そう理解していながら、
もちろん私も、
悲しい、苦しい、寂しい、憤るなど
ネガティブな感情に巻き込まれることがあります。
そのときは、
いったん落ち着いて、
その感情と自分を分けることにしています。

トラブルが発生して、
ムッキーーーと怒りがこみ上げたときも、
今は目の前の事象に頭を突っ込んでいるな、と
引きの視線で見る。

そして、
この思考次元では解決できないぞ。
苦しみを抜け出すには
どこの視点を取ろう?
どの次元なら解決方法が見つかるか?
に思いを馳せます。

大抵は無理なくホッとする解決方法が見つかる次元が
自分にとって目指す次元になります。

この視点の変更は
繰り返し試みると
早くなります。

実証実験済み(笑)

まぁ感情ドラマに巻き込まれるのも
人間ならではですね。

視点や次元を変えるには、
どうすればいいのか?

長くなりそうなので、これはまたの機会に。